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第4章 サークル見学にご用心！

　嫌な予感。何その謎の言葉。予言者でも超能力者でもあるまいし、普段ぽやぽやぽやぽやしてる柚留が何を言うかっ。
　どうせ、ボーイズラブ漫画研究サークルの見学が嫌だから、そんなことを言ってるんだな、と思って、耳を貸さずに入ったんだけど。
　結果的には、その『嫌な予感』は当たってしまった。
　サークルには上級生のお姉さんたちがいて、優しくサークルの活動内容を教えてくれた。
　あたしの趣味もいろいろと聞かれ、あたしも楽しくカミングアウトしながらしゃべってたんだけど。
　ふいに柚留にも話題が振られ、僕男だから、あんまりびーえるは……、なんて答えた瞬間から、事態は急展開を迎えたのだ。

「ええええ！　森永さんて男の子なのおおお!?」
「嘘おお、すっごい可愛い！」
「やばーっ、リアル男の娘（こ）だぁっ」
「肌しろーい、目大きいっ」