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あたしに全部見せなさいっ!~大学編~
第5章 激情のお仕置きタイム
「……そういえば二人とも、今日は地球温暖化に貢献しないのねー」
「……へ?」
もうすぐ食べ終わろうという頃、ふいに詩織が意外そうな顔で指摘してくる。
「いつも二人揃うと、イチャイチャベタベタしてんのに、喧嘩でもした?」
「別にっ」
「特に、何も……」
あたしはふいっと右側を向いて答える。
あたしの左側に座っている柚留も、左の方に視線を逸らしてぼそりと否定。
……って、二人してそっぽ向いたらバレバレじゃんっ。
詩織は一拍置いて、だけどそれ以上言及してこようとはしなかった。
「ま、二人の問題だからあんましつこくは聞かないけどね。……わかりやすすぎるし」
「なんでもないなんでもないっ。あ、このハンバーグ美味しいっ」
あたしは残りの定食を、バクバクと口に放り込んだ。
「ごふっ」
頬張ったせいで、喉に詰まらせかけてむせる。