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あたしに全部見せなさいっ!~大学編~
第5章 激情のお仕置きタイム

 廊下の角を曲がり、少し走ったところでようやく柚留を捕まえられた。腕を掴んで、無理やり引き留める。

「ねえ、どこ行くの!?」
「は、離してっ! すぐ戻るから……っ」

 柚留はあたしの手を振り払おうと腕を振るけれど、あたしを気遣ってか、強く拒絶はしなかった。

「どーせトイレにでも行って、おもちゃ取る気なんでしょ? そんなの許さないっ」
「違うよ……っ」

 柚留は否定するけれど、もう少し行けばトイレがあるし。柚留が逃げたのおもいっきりそっちの方向だし。

「嘘までつくの?」

 逃げようとする柚留にイライラは募る。
 あたしはさらにおもちゃの振動を強めた。中くらい。

「あ、あ、やあ……」

 柚留の口からは、明らかに喘ぎのような声が洩れていた。あたしに腕を掴まれたまま、体を深く追って肩を弾ませている。
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