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あたしに全部見せなさいっ!~大学編~
第6章 真実を探れっ!

「……やっぱり? やっぱり詩織もそう思う?」
自分の中ではとっくに出ていた結論なのに、詩織に肯定されるとまた、新たに心臓を抉られるようなショックを受ける。
だって、詩織の言葉にはいつも、抜群の説得力がある。
あたしのように、一時の感情で誰かを悪く言ったり、友達同士の馴れ合いのノリで人を罵ったりもしない。
客観的に冷静に分析した上で、柚留の浮気を肯定したのだ。
その決定打(けっていだ)が髪に触れさせていたということなんだろうか。
「まりね、気付いてる? ゆずちゃんの、まりねに対しての愛情表現や、まりねにだけする特別なこと」
「……へ?」
何を今さら、と思う。
「そんなの当たり前じゃん。いつも好きって言ってくれるし、ラインや電話もしてるし、一緒にご飯食べたり大学行ったり帰ったり。休みの日だって毎週じゃないけど出かけたりするもん、夜たまーにお泊まりも……」
頬が熱くなると同時に、また悲しくなる。
そうだよ、こんなにラブラブだったのに……。
「はーいちょっとタンマ! 勝手に妄想して凹むなアンポンタン! もう、のろけたり罵ったり、浮いたり沈んだり忙しい子だねあんたは!」

