この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
TORTURE −対女性拷問者−
第1章 生殺し
「だから拷問など……!?」
男はいきなり女の服を脱がせ始めた
「こんなところで尋問することになるとは思わなかったが、何分急を要するからな。
……ん?」
茫然とする女の前で何やらごそごそとポケットを探る男
「ああ、お前は運が良いな。普段出張で道具は持ち歩かないんだが」
そして、中に入っていたものを取り出すと女の前で振ってみせた
「それは……」
「知っているか?
なら話は早い」
男の手には小さな卵型の機械が握られていた
「これでお前の身体に問う。
女としてのお前にな」
ヴヴヴ…
男がスイッチを入れると、ローターが部屋中に妖しげな音を響かせる
“あれは何? 何が始まるの?”
箱入り娘のお姫様にはさっぱり分からないが、女が少し身を堅くしたのを見て綺梨も恐怖を感じ始めた
「さぁ、始めようか」
“……あれから随分たったけど、何も起こらないじゃない!”
「ふふ……女だなんだと言っておいてこの程度か?」
刺客は相変わらず不敵に笑っている
“見かけ倒しってわけ?”