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TORTURE −対女性拷問者−
第7章 三人目の"彼"
「あの女も、あれでは使い物にならん!
第一貴様には動くなと言っておいたはずだ!」
「だが俺が動いたから対象の逃走を防げた。違うか?」
長の顔がどんどん真っ赤になってゆく
「監視くらいしていたに決まっているだろう! このまま追って行けば奴らのアジトに辿り着けたものを!
いいか、貴様の存在は知られてはいけない、知っている者は極僅かだ。
にも関わらず貴様が動いたために私が直接現場に来て、部下もその僅かな人数しか連れられなかった! この重要案件にだ!」
彼の胸ぐらを掴み、低い声で唸った
「付け上がるなよ悪魔が」
そして見張りを呼びつける
「コイツを地下から一歩も出すな! 発狂しようが構わん! 出した奴はただで済むと思うな!」
「はっ!」
麗夜は罪人のように後ろ手で縛られた
「何年も大人しかったから油断した……姫様に取り入って脱出の機会を窺ってたってわけか。この野郎」