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TORTURE −対女性拷問者−
第8章 番外編 拷問者の受難
そこに書いてあったのは、文化祭への招待だった
「行かせるわけにいくか! この間のだって特別だ!」
「そうとも、しかも文化祭となりゃ姫様がずっと付いてるわけじゃねぇんだから、いつ逃げ出すか……」
「いや、お前たちのことも書いてある」
麗夜は二人の目の前で手紙をひらひらと振った
「彼一人で心配でしたら……」
「見張りの方もご一緒にどうぞ!?」
二人は顔を見合わせる
「ま、まぁ、そういうことなら……」
「いやでも、依頼が来たらどうする」
ああだこうだと話し合っているうちに、痺れを切らした麗夜が口を挟んだ
「仕事が入ったらそれまでだろう」
「だが長が直接いらっしゃったら……」
「お前たちの片方が残って、上手いことアイツの相手をすればいい」
にやりと馬鹿にするように笑う
「それともあれか? 治安部の下っ端には難しいか?」
その言葉に、二人とも顔を真っ赤にして怒りだす
「この野郎舐めてんじゃねーぞ!」
「下っ端がこんな大事な仕事任されるわけねーだろーが! こちとら何年もやってんだぞ!」
なんて単純で御しやすい男たちだろうか