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TORTURE −対女性拷問者−
第9章 背徳の交わり
その甘い言葉と優しい笑顔−−−の演技に男はすっかり騙され、トーチャーの前に真実を曝してゆく
クチュ…チュ…
二人の間で深い口づけが交わされ、男は恍惚とした表情でトーチャーを見つめた
「さぁ、最後の質問だ……お前の主人は誰だ?」
「……」
それには流石に答えることができず、沈黙が部屋を包む
グチュ
「アッ…」
不意にトーチャーが動き、男はぞくりとする
「お前は勇気がある……」
トーチャーの手が彼の背中を伝い、腰を悩ましく撫で回す
「この邦で……同性を愛するのは辛いだろう? くだらない宗教の教えに、差別に、苦しめられてきただろう?
それを乗り越えた勇気がお前にはある……俺はお前を受け容れてやる」
男の身体はビクビクと震えていた
「教えてくれたら、褒美として共に果ててやろう」
顔を近づけてそう発したその口が、そのまま男の耳をはんだ
「…−−−……っ」
城の守りはすべて墜ちた−−−
トーチャーは口元に笑みを浮かべ、最後の攻めを−−−
「んああぁああ゛!」
この日初めて、地下に男の嬌声が響き渡った