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TORTURE −対女性拷問者−
第10章 逝き地獄
「おい」
つい荒っぽく声をかけてしまった
「!?
あ……」
「こんなところで何してらっしゃるんですか。また奴ですか」
「わ、私……」
「いい加減にして下さいよ。俺たちには奴を見張る仕事があるし、あなたにまで構ってらんないんだから」
少し怯えた様子の少女に向かって、怒り任せにまくしたてる
「な、ならほっといてくれればいいでしょ」
だが勇気ある彼女は、すぐ見張りに反論した
しかしその反抗的な目が男を更にいらつかせる
「あんたさぁ、もっと自分の立場自覚しろよ」
もう敬意も何もかもをもかなぐり捨てて、目の前の生意気な女に詰め寄る
「姫が嫌とか、あんたの気持ちはどーでもいーの。あんたになんかあったら俺たちが殺されんだからさ」
近付いてくるその大きな体に、綺梨は思わず後退りした
「あーあ、ほんと理不尽だよなぁ。あんたもそう思ってんだろ?」
「きゃ……」
腕を掴まれ、地面に引き摺り倒される
「なんならさ、俺がただの女にしてやるよ」
「やっ…やめ……命令よ! 今すぐやめなさい!」
「は、今さら姫面するな」