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TORTURE −対女性拷問者−
第3章 聖処女
"分かってはいたけれど……あの夜と同じことが行われるのね……"
「両手が使えないと不便だな……おい」
「な、なに?」
トーチャーは綺梨の方を振り向いて呼び掛けた
「長い布か何か持ってきてくれ」
「布?」
そんなもの何に使うというのか
全く分からない綺梨はとりあえず持っていたハンカチーフを手渡す
「いいのか、こんなことに使って」
トーチャーは少し嗤いながら確認した
「こんなことって、何に使うのよ」
「まあ見ていろ」
聞いておきながら承諾も得ずに受け取り、亜美の両腕をまとめて縛り出した
「なっ、なっ……」
亜美はもう口をぱくぱくさせるだけで、全く抵抗できない
あっという間に拘束されて彼女の両手は使い物にならなくなる
「全部脱がせるのも面倒だ……このくらいでいいだろう」
トーチャーの“このくらい”というのは綺梨には大変なことだった
シャツの前部分は開かれ、ブラだけが取られた状態
まだ手を出されていない下半身も、机に押さえ付けられているが故にショーツが見えてしまっている
綺梨はそこから目を背け、亜美ですら顔を真っ赤にして泣きそうになっていた