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TORTURE −対女性拷問者−
第3章 聖処女
「処女か……ではやり方を変えよう」
“やっぱり、やめる気はないのね”
トーチャーは亜美の上に乗り、顔を近づけた
そこにはもう笑みすら浮かんでいない
「この時代、至るところに監視カメラが設置され、インターネットが普及し、プライバシーの保証などどこにもない。
それでもお前は、証拠がないと言い切れるか?」
「な、ない……」
「男たちや対象の女たちとの通信記録……あるいは脅しに使ったかもしれない写真……もしくは……まぁいい。
履歴など消去しても完全には消せんぞ。
それでも一切の証拠がないと?」
「……ない……」
ガリッ
「ぎゃぁぁあ!」
耳を食い千切られるかというような痛みに亜美は悲鳴を上げた
「最初に言ったはずだ、正直に答えろと。
もう一度嘘をつけば、次はこの程度じゃ済まないだろうな」
あまりの恐怖に、亜美は嗚咽を漏らし始める
「証拠はないのか?」
「あ、あるかもしれない……」
「言え。証拠になり得るもの、関わった人間、全てだ」
「……」
「なんだだんまりか。そうしていればいつかは解放されるとでも思っているのか。
ならば喋りたくなるようにしてやろう」