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TORTURE −対女性拷問者−
第4章 芥子の実
トーチャーはパイプを奪うと、逆に男の方へ向けた
「言っておくが俺はお前達に用があっただけだ。その女には露ほどの興味もない。
何故か分かるか?
俺はお前達よりも非道いからだ。
相手をいたぶり、弄び、そして捨てる。その後ソレに抱くものなど持ち合わせていない。
今の説明で理解出来たか? 説教で分からなければ、その身体に直接教えてやろうか?」
トーチャーはパイプを振り上げる
「な、何なんだよお前! 殺人鬼か? レイプ魔か?」
「そんなものじゃあない。俺は……」
「拷問者」
その時、もう一人がやっと口を開いた
「え、こ……コイツが?」
「ああ、こいつが“お目当ての男”だ。そうだろう?」
「ふん、やはり俺の為に用意された殺人だったか。
その通り、俺が拷問者だ」
トーチャーは冷静な男の方を向いて答えた
「けっ、とんだイカレ野郎じゃねーか」
ビビった男は虚勢を張り悪態をつく
「オレたちのボスが呼んでいる。何、手荒な真似はしない」
「そーそ、取って食おうってだけだからさ」
トーチャーは再びあの楽しげな表情を浮かべ−−−
「いいだろう」
男たちと共に歩き出した