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TORTURE −対女性拷問者−
第4章 芥子の実
「クックッ……そんなに俺が愛しいか」
「ええ! 壊してしまいたいくらいに!」
女はトーチャーの嘲笑うような目つきにも気付かず、嬉しそうに答えた
「そうか……だが残念だったな。お前と一緒に狂ってやることは出来ん」
トーチャーはにぃっと嗤う
「俺はもう既に狂っているからな」
体を起こすと、女の首を掴んで持ち上げた
「かはっ……」
首を絞められるかたちとなった女は、苦しそうな声を上げる
「てっめぇ!」
「少しでも動いたらこの女の首を折る」
トーチャーは顔色一つ変えずに言った
「はっ、そんなことしたって……」
「おいおい、いいのか? よく考えろ。
この女が死ねば、今までお前達がしてきた罪を擦り付けられる人間がいなくなるんだぞ」
「くっ……」
「おい女、聞こえているか? 聞け。
次に同じ真似をしてみろ。その時お前を待っているのは快楽ではなく、苦痛だ。
死んだ方がマシだと思うほどのな」
言い放つと、女の体がドサリと床に落ちる
「トーチャー!」
ほぼ同時に、長が入って来た
「……死んでいるのか?」
「いや」