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TORTURE −対女性拷問者−
第5章 許されざる拷問具



笑いながらトーチャーは地下への扉を開く



「さぁ、此処が奈落の入り口だ」



キイィ…

バタンッ



「……クゥン」







「話はついたの?」

「ああ、二人ともお前の我が儘に付き合うと、苦い顔して承諾したよ」

「……それはすみませんでしたね」



ちらっと見ると、見張りはバレたらどうしようと頭を抱えていた



「此処からは何があっても尋問の邪魔をするな。この前のようなことは許さない。

だから……」



トーチャーは綺梨を見た



「嫌になったら直ぐに言え」



…ゴクッ



その視線に、綺梨の緊張が高まる



「では始めよう」



ガチャ



「うっ……!?」



部屋に踏み込んだ途端、以前とは比べものにならないほどの淫媚な香りが鼻についた

それは何人もの女たちが残していった快楽の香り−−−

其処にいるだけで酔ってしまいそうだった



「待たせたな」



還ってきた拷問者に、女は嬉しそうに腰を揺らす



「ねぇ、見て?

あなたがいない間に私のナカがこんなに……」



とろけた目つきで喋りだしたが、綺梨に気づいた瞬間、顔が変わった



「何よその子」

「クックッ……新しい拷問具だよ」



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