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触手回廊
第3章 村長①

フレアが天井を見上げると、ぽっかり穴が開いていた。
登って見ようかと思ったが、有効打の無いままチューリップの中に出ては意味が無い。
他の出口を探すため、フレアは広い洞窟を歩き始めたが、分岐点が多く、なかなか出口が見付からない。
(しかし…なんでこんな洞窟がいるんだ?)
フレアはチューリップの中を落下した。
ということは、今いる洞窟はチューリップに繋がっているという事だが、チューリップがなぜこんな洞窟を必要とするのか、それがわからなかった。
(あのチューリップは、植物ではない?
じゃあなんだっていうんだ?)
頭の中がこんがらがってきた。
考えても結果は出ず、最終的には考えないようにした。
しばらく進み、声を聞いた。
(あれ?この声…)
聞き覚えのある、少ししゃがれた老人の声だった。
フレアが声の方へと足を進めると、程なくして3つの人影が見えた。
こちらに背を向けて話しているうちの2人は知らない男だったが、真ん中にいる老人はすでに知っている。
「村長!」
フレアが声をかけると、老人は振り返った。
「あぁ、フレアではないか。
その分だと、だいぶひどい目に遭ったようじゃな」
登って見ようかと思ったが、有効打の無いままチューリップの中に出ては意味が無い。
他の出口を探すため、フレアは広い洞窟を歩き始めたが、分岐点が多く、なかなか出口が見付からない。
(しかし…なんでこんな洞窟がいるんだ?)
フレアはチューリップの中を落下した。
ということは、今いる洞窟はチューリップに繋がっているという事だが、チューリップがなぜこんな洞窟を必要とするのか、それがわからなかった。
(あのチューリップは、植物ではない?
じゃあなんだっていうんだ?)
頭の中がこんがらがってきた。
考えても結果は出ず、最終的には考えないようにした。
しばらく進み、声を聞いた。
(あれ?この声…)
聞き覚えのある、少ししゃがれた老人の声だった。
フレアが声の方へと足を進めると、程なくして3つの人影が見えた。
こちらに背を向けて話しているうちの2人は知らない男だったが、真ん中にいる老人はすでに知っている。
「村長!」
フレアが声をかけると、老人は振り返った。
「あぁ、フレアではないか。
その分だと、だいぶひどい目に遭ったようじゃな」

