この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
触手回廊
第3章 村長①
「…思い出させないで下さい」

フレアは顔を背ける。

「ハッハッハッ、あの狼は獰猛じゃからのぅ」

村長は豪快に笑う。
フレアは愛想笑いを返しながら、違和感を覚えていた。

「村長、なんで僕が狼に襲われたと?」

「ん?あぁ、さっきワシらも襲われたからのぉ」

それなら納得がいく。
襲ったのが狼だと推察してもおかしくない。

「そうですか。
災難でしたね」

「いやいや、この二人がいたのでな。
苦労はしたが、どうにかなったわい」

村長はまた豪快に笑う。

「ところで、そちらのお二人は?」

フレアは村長の両脇を固める男達を指して質問する。

「この者らか?
こ奴らは人ではない、ホムンクルスじゃ」

「ホムンクルス!これが…」

フレアはまじまじと男を眺める。
ホムンクルス…錬金術によって精製される、人造人間。
話には聞いていたが、実際目にするのは初めてだった。

「…そうだ、村長、ここにどこから入ったんです?」

「ここにか?
出口ならわかるが、行くか?」

「はい。
一人では、チューリップを伐採できませんでした。
今度こそ三人で伐採します」

「ウム、頼むぞ。
オヌシらをおいて、村には戦える人間がおらぬからな」

村長はホムンクルスを引きつれて歩きだす。
フレアはその後を付いていく。
/33ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ