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触手回廊
第1章 触手退治
西の森は広大だが、人の手が入っており、道も踏みならされている。
フレアは3人で何度か通った事がある泉に抜ける道を歩いていく。
しばらくして、明らかに異様な開けた場所に出た。

「こいつか…」

フレアは触手の植物から離れたところで立ち止まる。
道の脇に生えているそれは巨大で、植物の周りの10メートル程だけ草が枯れ、大地が顕になっていた。
高さ5メートルもありそうな、肉厚で緑色のチューリップの花が、茎や葉がなく、直接大地から生えている様を思い浮べれば想像しやすいかもしれない。
肉厚の花びらの中央からは、おしべやめしべとは似てもにつかない無数の触手が伸びて、草木の枯れはてた空間を、何かを探しているかのようにくねくね彷徨っていた。

「…気持ち悪い奴だ」

フレアは右手真っ直ぐ植物に向け、巨大な炎弾を作り出して打ち出した。
炎弾は肉厚の花びらに命中し、爆炎をあげる。

「もう一発!」

二発目を放とうとした時、爆炎を切り裂いて触手が向かってきた。
寸での所でかわし、炎弾を取り止めて、炎で剣の形を作り出す。
フレアが、さらに向かってきた三本の触手に剣を振る。
剣は鞭のようにしなりながら伸び、触手を切断した。切断された触手は空中で燃え尽き、灰になる。
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