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親友が襲われまして・・・・
第10章 君と過ごす土曜日
白いミニワンピースの上にピンクの上着を羽織り、親友とお揃いのペンダントの美しい少女。Yシャツにネクタイ、スーツと、紳士のようだが、どこか気崩して胸元にペンダントを光らせた美青年。


二人がケーキ屋のショーウィンドウに映し出された。



しかし少女は未だ、顔を赤らめうつむいたままだ。



相変わらず、二人の完璧な容姿に人々は目を奪われる。







「・・・・あのさぁ」


自分に話しかけたのだと彼女は混乱しながら応えた。


「は、はいっ・・・えっと・・・その」



「早く行かない?」


「えっ!?・・・・え・・・もしかして・・・・?」




青年は帽子をスッととり、彼女に向かって微笑んだ。




「美恵!??えっ!!!なんでそんな格好・・・!」


彼は彼女のよく知る『親友』だった。

証拠のように、同じペンダントが胸元で光った。




「ん・・・・まぁ念入りに」


少し照れたように彼・・・彼女は言った。
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