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親友が襲われまして・・・・
第11章 君と過ごした土曜日
突然の『美少年』の登場に、七人の男は目を丸くした。
遙は太股に手が置かれていたものの、まだ何もされていなかった。
ずいずい、と美恵は足早にベンチの方へ近づく。
男たちはベンチから離れた。
「・・・おい、綺麗な顔した坊っちゃん?この子とはどういう関係かなぁ?」
「・・・彼氏」
「彼氏・・・?ぷくくっ!彼女泣かせるような彼氏ねぇ・・・・」
「・・・・・」
「だんまりですかぁ?さっきまであんなに怒って吼えてたのに?」
美恵は男たちの前を通りすぎ、震える遙の手首を掴んだ。もう一方の手にはたくさんの紙袋。
「遙、行こ」
「う・・・うん・・・・・」
そそくさと遙とその場を離れようと足を進める。
男たちは余裕そうににやにやと笑う。
ーーーーーと、次の瞬間ー
「きゃあああ!!」
美恵の左頬に激しい痛み。
男たちの一人の拳が、『彼』の頬にめり込んだ。
遙の口を抑え、彼女に美恵をみせびらかすように拘束する。
美恵の身体がコンクリートの地面にぶちあたる。
紙袋は回転しながら夜の暗闇に紛れていった。
遙は太股に手が置かれていたものの、まだ何もされていなかった。
ずいずい、と美恵は足早にベンチの方へ近づく。
男たちはベンチから離れた。
「・・・おい、綺麗な顔した坊っちゃん?この子とはどういう関係かなぁ?」
「・・・彼氏」
「彼氏・・・?ぷくくっ!彼女泣かせるような彼氏ねぇ・・・・」
「・・・・・」
「だんまりですかぁ?さっきまであんなに怒って吼えてたのに?」
美恵は男たちの前を通りすぎ、震える遙の手首を掴んだ。もう一方の手にはたくさんの紙袋。
「遙、行こ」
「う・・・うん・・・・・」
そそくさと遙とその場を離れようと足を進める。
男たちは余裕そうににやにやと笑う。
ーーーーーと、次の瞬間ー
「きゃあああ!!」
美恵の左頬に激しい痛み。
男たちの一人の拳が、『彼』の頬にめり込んだ。
遙の口を抑え、彼女に美恵をみせびらかすように拘束する。
美恵の身体がコンクリートの地面にぶちあたる。
紙袋は回転しながら夜の暗闇に紛れていった。