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親友が襲われまして・・・・
第12章 妖魔の日曜日
「おい・・・・!これ・・・・」


「ん?どうした?」


何食わない顔で進んだ豊を呼び止める。


当たり前だ。


「これが・・・・予約・・・!?」


「あぁ・・・どうした?何か不服か?」


美恵は驚きで目を丸くし、呆れたように豊を見た。










「これ・・・・予約じゃなくて、『貸し切り』だろうが」







「そうとも言うな」



豊は裕福な家庭、ということはよく知っていたが、これほどまでとは・・・。



「好きなところに座ってくれ」


「・・・・私、テーブルマナーとかわかんないけど良いの?」


「勿論。マナーなんて無視して、好きなように好きなものを食べろ」


「・・・・・」


ここ数日間の彼は優しすぎる。


「・・・・警戒するな。やましいことなどないさ」



「嘘つき」


豊はなおも笑い続けて、

「確かに、この食事が終われば俺の好きなようにお前を犯してやるさ」

と言った。




「・・・わかった」

溜め息混じりに。
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