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親友が襲われまして・・・・
第12章 妖魔の日曜日

「・・・・・・・・・」
頭が、ぼーっとする…
低俗で、いやらしく薄紅に輝く照明がただただ美恵の瞳に映っていた。
豊は、どこにいるんだろう?
身体が熱い。胸から漏れ出た熱が内側から飛び出そうとして身体中を激しく巡っている。
思考までも上手くいかない。頭の中でいろいろ考えているのに、指の先1本も満足に動いてくれず、この場の彼女はまるで瞬きをゆっくりとするだけの人形と慣れ果てていた。
カチャリ…カチャリ…
聞きなれない金属音は彼女の頭の上…ベッドの上部から聞こえてきた。
なんだろう、と思う隙も無いまま火照った身体に燃えるような快楽が駆け抜けた。
「っああ…!」
右手首だけ、冷たい…?
視線を移そうとするのを阻むように、2度目の快楽が美恵を襲った。
「んっ……」
両手首から無機質な冷たさが伝わってくる。
冷たさは彼女の身体を冷やすでもなく、彼女の熱を助長させるだけだった。
「ゆ……ひゃ………」
自分の乗っているベッドが揺れたことで、彼が近くにいることがわかった。
「…だらしない顔だな」
彼の男らしい手が、長い指が、彼女の髪をするりと撫でる。
そこで初めて、ピンク色の逆光に晒された豊の姿を美恵は見た。
「っはは……お…まえに言われたひゅ…にゃい」
耳まで真っ赤じゃないか、と付け加える前に
唇に阻まれた。
頭が、ぼーっとする…
低俗で、いやらしく薄紅に輝く照明がただただ美恵の瞳に映っていた。
豊は、どこにいるんだろう?
身体が熱い。胸から漏れ出た熱が内側から飛び出そうとして身体中を激しく巡っている。
思考までも上手くいかない。頭の中でいろいろ考えているのに、指の先1本も満足に動いてくれず、この場の彼女はまるで瞬きをゆっくりとするだけの人形と慣れ果てていた。
カチャリ…カチャリ…
聞きなれない金属音は彼女の頭の上…ベッドの上部から聞こえてきた。
なんだろう、と思う隙も無いまま火照った身体に燃えるような快楽が駆け抜けた。
「っああ…!」
右手首だけ、冷たい…?
視線を移そうとするのを阻むように、2度目の快楽が美恵を襲った。
「んっ……」
両手首から無機質な冷たさが伝わってくる。
冷たさは彼女の身体を冷やすでもなく、彼女の熱を助長させるだけだった。
「ゆ……ひゃ………」
自分の乗っているベッドが揺れたことで、彼が近くにいることがわかった。
「…だらしない顔だな」
彼の男らしい手が、長い指が、彼女の髪をするりと撫でる。
そこで初めて、ピンク色の逆光に晒された豊の姿を美恵は見た。
「っはは……お…まえに言われたひゅ…にゃい」
耳まで真っ赤じゃないか、と付け加える前に
唇に阻まれた。

