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親友が襲われまして・・・・
第12章 妖魔の日曜日
そこまでで満足すると、彼は一度ベッドからおりた。



美恵の視界から彼が消えると、彼女は安心感と共に何か引っかかる不安を感じていた。



身体は相変わらず高揚し、体内から溢れる疼きは止まらないでいたが、弱い刺激でいちいち絶頂を迎えそうになっていた先程とは比べ物にならないほどの余裕がある。

大丈夫だ、豊の激しい行為に耐性が無いわけではない。例えどんな攻め方をされても、理性が飛ぶ程のものは早々に来ないであろう…そう回転の速い頭で考えていた。



だが、戻ってきた彼が持っていたものは、予想外のものであった。



「…そ、れ」


絶句。




甘かった。彼は手を抜くつもりなど無かったのだ。

初めから…彼女に薬を持ったとき、自分自身に精力剤を取り込んだ時から…






「…さぁ、始めようか」



美恵が再び両手の拘束から逃れる為に抵抗し始めたとき、豊は当然のように…


ピンク色のローターを手に取った。
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