この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
親友が襲われまして・・・・
第4章 敵に抱かれる夜
美恵はこれ以上ないぐらい、頭を回転させた。
中学時代も彼女は喧嘩を行っていたが、ほとんど懲らしめた男達の興味は遙だったので、こんなことは初めてだ。
しかも体目当てとは・・・・物好きな男だ。
そう美恵は思うが、彼女の素顔をみた途端、惚れてしまうのは仕方のないものだと、客観的には感じるだろう。
足で蹴ることもできる。
しかし、そうなれば自動的に股を開くことになる。
とにかく足を閉じることが得策だ。
現に彼女もそうしていた。
下着の中から美恵の指より大きな指の体温が伝わってくる。
「素直になればいいんだ。そうしなければ、激痛で意識が飛ぶぞ?」
不敵な笑みを浮かべ、真っ直ぐに美恵と目を合わせる、豊。
そして、彼と目をわざと離す美恵。
「・・・・遙の痛みはそれどころじゃない・・・」
憎しみを込めて、美恵は言う。
「妊娠したらどうするつもり?病気になったら?」
「・・・・」
さらに美恵は続ける。
「心の傷は消えない。誰にも治せない。加害者が裁かれても、被害者が癒されるわけじゃない」
冷めた、瞳。
中学時代も彼女は喧嘩を行っていたが、ほとんど懲らしめた男達の興味は遙だったので、こんなことは初めてだ。
しかも体目当てとは・・・・物好きな男だ。
そう美恵は思うが、彼女の素顔をみた途端、惚れてしまうのは仕方のないものだと、客観的には感じるだろう。
足で蹴ることもできる。
しかし、そうなれば自動的に股を開くことになる。
とにかく足を閉じることが得策だ。
現に彼女もそうしていた。
下着の中から美恵の指より大きな指の体温が伝わってくる。
「素直になればいいんだ。そうしなければ、激痛で意識が飛ぶぞ?」
不敵な笑みを浮かべ、真っ直ぐに美恵と目を合わせる、豊。
そして、彼と目をわざと離す美恵。
「・・・・遙の痛みはそれどころじゃない・・・」
憎しみを込めて、美恵は言う。
「妊娠したらどうするつもり?病気になったら?」
「・・・・」
さらに美恵は続ける。
「心の傷は消えない。誰にも治せない。加害者が裁かれても、被害者が癒されるわけじゃない」
冷めた、瞳。