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親友が襲われまして・・・・
第4章 敵に抱かれる夜
「・・・何で首輪しているかわかるか?」


「性癖とか」

真剣な表情のまま、美恵は呟く。

豊は首輪に触れた手で、美恵の首の後ろに手をまわす。


美恵は首筋から伝わる豊の体温を保った血が全身に運ばれていくのを感じていた。


顔を口づけが出来るくらいまで近づけ、彼は言う。

「俺の獲物だと見せつける為だ。俺の周りにもお前のことを気に入った奴がいてな。いつ獲物をとられるかわからないからだ」


「・・・いつてめぇの所有物になったっけ」

「ここを触られている時点で、さ」


また冷徹な笑いを見せ、反対の手で彼は美恵の左胸を掴んだ。強く。


「いっ・・・・」

着せられたままの衣服のシワが深くなっていく。


手で覆いきれない乳房は、指の間からはみ出て、白く艶やかに輝いている。

暗い工場の一室だというのに。
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