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親友が襲われまして・・・・
第5章 レイプ被害者
シャワーで軽く遙の体を洗い、自分のパジャマを着せ、ソファーに横たわらせた。


そのまま美恵は自分も風呂に入っていく。



「・・・・・・」

裸になって鏡を見ると、キスマークやらが入ってきて腹立たしく思った。


豊に触られた、抱かれた感触が残って、体中、脳中を駆け巡る。

避けたカミソリは美恵のほうに向かって鋭く光り、妖しく輝く。



そして自分の腹に触る。

妊娠しているかもしれない。

今じゃなくても、これから豊と交わるうちに。


『上等』なんて言ったが、彼女は冷静なタイプだ。
『妊娠』という重さは理解しているつもりなのだ。


何より心配なのは遙。


何人もの男とヤらされたのだ。

身ごもっている可能性はゼロとは言えない。







風呂から上がると、遙は目を覚ましていた。

美恵は彼女を抱き寄せて、こう言い聞かせる。


「・・・遙が居なくなったらどうすればいい?お願いだから生きて」


「これから絶対守るから」
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