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親友が襲われまして・・・・
第5章 レイプ被害者
「美恵・・・・!私っ・・・・」
幼馴染みにもあまり見せない、とてつもなく優しい笑顔。
遙は美恵の胸で、子供のように泣いた。
体中の水分を使い果たす勢い。
美恵は穏やかに、遙を包み込む。
切れ長の瞳も今は、温かな光に満ちていた。
朝7時半。
遙は美恵のベッドに寝かされた。
「・・・・いってらっしゃい」
制服を身に纏った茶髪の少女は、黒髪の少女の言葉に返した。
「いってきます」
美恵の顔はすでに、『番犬』の顔になっていた。