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親友が襲われまして・・・・
第5章 レイプ被害者
「っ!!」

美恵は自分の胸に噛みつく豊を睨み付ける。

その視線に気づき、豊は馬鹿にしたように笑う。


「睨むだけか?つまらないな」

上目づかいでそう言われ、美恵は苛つく。

「こういうこと?」


豊の腹に膝で一発。

彼は呻き声をあげ、美恵の次の蹴りで屋上の床に叩きつけられた。



その隙をついて美恵は飛び上がる。


ドアに手をかけて回しても開かない。

鍵穴はあるが、美恵はとうぜん鍵なんて持っていない。


力をこめて体当たりするがびくともしない。


「くそっ・・・・」

「俺なら開けられるぞ」

「てめぇが閉めたんだろ」


その場に座りこんだ豊を見て、美恵は呆れ顔。


「ここはヤるしかなくないか?」

「そうだな、ヤってやる」


sexするか、相手を暴行するか。

美恵は後者を選び、豊は先者を選んだ。


あまりにも馬鹿馬鹿しい。
端からみたらそう見えるが、どちらにも『理由』と『欲』がある。
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