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親友が襲われまして・・・・
第5章 レイプ被害者
遠くのほうの空が小さく吠えた。
「お前と同じ目を見たことがある・・・・」そうふっと呟き、豊は美恵に近づく。
「・・・・・」
それに合わせて逃げるでもなく、ただ美恵は彼の目を睨んでいた。
美恵の目の前に立ったとき、豊は口を彼女の耳に近づけ、言う。
「許す、許さないの問題じゃない。・・・・大切なのは行動、違うか?」
「お前の意思を理解できないわけではないし、否定する気もない。お前が姫を愛していることはわかっているさ」
「俺だって、お前の心を欲しいとは思っていない。・・・・お前の行動に興味がある。虚しさをやっと消せられるかもしれない」
「体だけの関係。俺はそれで満足。お前は人質。それで満足だろ?」
「お前の頑張りしだいで守れるんだ。辛い思いをさせるのも、するのももう嫌じゃないか?」
「美恵」
そっと抱き締める豊を感じて、美恵は一瞬、彼の『レイプ加害者』の顔を忘れてしまった。
「お前と同じ目を見たことがある・・・・」そうふっと呟き、豊は美恵に近づく。
「・・・・・」
それに合わせて逃げるでもなく、ただ美恵は彼の目を睨んでいた。
美恵の目の前に立ったとき、豊は口を彼女の耳に近づけ、言う。
「許す、許さないの問題じゃない。・・・・大切なのは行動、違うか?」
「お前の意思を理解できないわけではないし、否定する気もない。お前が姫を愛していることはわかっているさ」
「俺だって、お前の心を欲しいとは思っていない。・・・・お前の行動に興味がある。虚しさをやっと消せられるかもしれない」
「体だけの関係。俺はそれで満足。お前は人質。それで満足だろ?」
「お前の頑張りしだいで守れるんだ。辛い思いをさせるのも、するのももう嫌じゃないか?」
「美恵」
そっと抱き締める豊を感じて、美恵は一瞬、彼の『レイプ加害者』の顔を忘れてしまった。