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親友が襲われまして・・・・
第1章 崩壊の足音
日は高く上がりきり、チャイムは鳴り響く。

売店と食堂は人でごったがえし、教室では女子達が机をあわせ始める。


カラフルな弁当箱をひろげ、女子達は話をしようと口を開いた。


「遙~今日はあたしらのトコで食べよーよ」

「うん、いいよ・・・・ほら、美恵も」


美少女の後ろから現れた恐れるべき不良を見て、側にいた女子生徒達は一瞬動きを止めた。


うわっ・・・・相川じゃん・・・。


コイツまた乱闘したんでしょ?


怖~!!


しかし、再び何もなかったかのように動き始める。


「こっちこっち!相川さんもどうぞっ」


「わっ・・・・相川さん綺麗~」


「ほんと・・・・遙とは違う可愛さだよね~」


全てが歯のうくようなセリフだ。

美恵は何も言わず椅子に座り、話を始めた遙のことを見ている。

弁当なんてない。今日は遙の母が作ってくれたものの、食べずに鞄の奥にしまっている。
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