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親友が襲われまして・・・・
第1章 崩壊の足音
「わぁ~っ!遙のお弁当可愛い~」
「え??見せて!」
「見せるほどじゃ・・・」
「な~に言ってんの!こんだけ手のこんだお弁当、滅多に見ないって!」
確かに遙の弁当にはクマを形どった海苔や、たこのウィンナー、そしてウサギリンゴなんてのも詰められていた。
そして、恐らく美恵の弁当にも。
最初に見たときは驚き、嬉しかったものだが、こう毎日見ていると慣れてくる。
女子は相変わらず、何がそんなに面白いのかわからない会話を続けていた。
一人だけ、ぽつりと美恵を残して。
昼休みが終わるまであと四十分。
彼女も慣れているもので、時を見計らって教室から出ていく。
遙は気づくが、すぐに女子達によって会話に引き戻される。
それこそが日常なのだ。
卒業するまで変わることはない。
そう、二人は思っていた。
「え??見せて!」
「見せるほどじゃ・・・」
「な~に言ってんの!こんだけ手のこんだお弁当、滅多に見ないって!」
確かに遙の弁当にはクマを形どった海苔や、たこのウィンナー、そしてウサギリンゴなんてのも詰められていた。
そして、恐らく美恵の弁当にも。
最初に見たときは驚き、嬉しかったものだが、こう毎日見ていると慣れてくる。
女子は相変わらず、何がそんなに面白いのかわからない会話を続けていた。
一人だけ、ぽつりと美恵を残して。
昼休みが終わるまであと四十分。
彼女も慣れているもので、時を見計らって教室から出ていく。
遙は気づくが、すぐに女子達によって会話に引き戻される。
それこそが日常なのだ。
卒業するまで変わることはない。
そう、二人は思っていた。