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親友が襲われまして・・・・
第7章 犠牲
何・・・?隠し事?

口から出そうになった言葉を飲み込む。
彼女だって人間で、自分の領域を持っている。勝手に踏み込んでいって何になるのだろうか。


「・・・ほら、ハンバーグ。上手く出来たんだ」

「本当だ」




椅子に座って二人で話す。

思い出話だったり、テレビの話だったり・・・・・他愛もない話だった。

美恵は私の話を聞き取るだけで、自分からは何も話さなかったけど、それが彼女の優しさだ。

証拠に、とっても優しい顔をして、私に微笑んでくる。

私も自然に笑顔になる。今度は心からの。




「お風呂、先良い?」

「あ・・・・あぁ」

「心配しないで・・・・馬鹿なことしないから」


美恵は真顔に近いけど、どこか寂しげ。


心配を振り払うように、私は風呂に入った。


裸になって鏡を見ると、昨日と変わらない、肌。


男たちに乱暴に揉まれた胸。

処女を奪われた。

精液を注がれた。



・・・本当は、好きな人と、初体験したかった、な・・・・


目の前がぼやけてきたので、お湯を頭から被った。


目は充血していた。


弱い、私は、弱い。

いつまで泣いているつもり?
いつまで美恵に甘えるつもり?
過去に囚われていても何もならないよ。



「・・・・わかってるよ・・・」


でも、そう簡単に割り切れるものじゃなくて。

心の傷は深くて、治りそうもない。
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