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親友が襲われまして・・・・
第7章 犠牲
周りには人がいない。
少し離れた席には女子が集まって机を合わせているが、美恵には見向きもしない。




その紙をあけると、シャーペンでこう殴り書きされていた。




『相川って胸でかくなったよなww何??整形??』

『ちょっwwwwお前失礼だろww』

『まずお前マスク外せって(笑)暑苦しい』




数人の男子の字だろうか。下らない。時間の無駄だろう。勉強しろよ。



紙を丸めて、ゴミ箱まで投げ入れた。

操られたように入っていくゴミ。


本日何度目かの溜め息を吐き、また机に突っ伏した。




このまま家に帰ったら何て言おうか。

ごめん、とか簡単なこと言っても許されない。

週末の為に準備もしていたのだが・・・・・・・。


そしてまた窓の外をただ眺めていた。
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