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親友が襲われまして・・・・
第8章 何色の日々
ぎゅうっと、遙に抱きしめられていた。遙が抱きついてきていた。
「遙・・・?」
「美恵・・・・ごめん、ごめんね。私、酷いこと言って・・・・・・・ごめん。ごめんなさい」
「・・・・?」
しばらく美恵の胸に埋まっていた遙は、彼女を見つめて屈託のない笑顔で笑った。
それこそ、美恵が守ろうとしたものだった。
「どうしたの・・・・?」
「うふふふ・・・・」
「?」
美恵は首をかしげる。
彼女は遙があれをみたことを知らない。
遙がもとの場所に戻した封筒・・・・・・・。
大切そうに、しまってあった、写真。
それは、家族の写真でも、まして自分の写真でもなかった。
幼い二人の女の子の、輝きに満ちた、可愛らしく、清々しい、泥にまみれた笑顔。
・・・・美恵の宝物。
「遙・・・?」
「美恵・・・・ごめん、ごめんね。私、酷いこと言って・・・・・・・ごめん。ごめんなさい」
「・・・・?」
しばらく美恵の胸に埋まっていた遙は、彼女を見つめて屈託のない笑顔で笑った。
それこそ、美恵が守ろうとしたものだった。
「どうしたの・・・・?」
「うふふふ・・・・」
「?」
美恵は首をかしげる。
彼女は遙があれをみたことを知らない。
遙がもとの場所に戻した封筒・・・・・・・。
大切そうに、しまってあった、写真。
それは、家族の写真でも、まして自分の写真でもなかった。
幼い二人の女の子の、輝きに満ちた、可愛らしく、清々しい、泥にまみれた笑顔。
・・・・美恵の宝物。