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親友が襲われまして・・・・
第8章 何色の日々
訳がわかっていない美恵を無理矢理キッチンへ行かせ、一緒に夕食を食べる。


「今日はオムレツ。どう?」

「・・・・美味しい」

「良かった・・・・あ。美恵、ちょっと、聞いていい?」


フォークを止め、美恵は遙と目を合わせる。


「・・・・・何?」

「昨日、美恵と一緒にいた男子、伊修院くんで合ってる?」

「まぁ、ね」


いっきに空気が重くなる。

こうなるとはわかっていたが・・・・・・。


遙は淡々と口を開く。


「二人で・・・・セックス?」


「・・・・・うん」


遙の口調がキツくなる。


「じゃあ・・・!?」


「・・・・・・」


もう終わりかもしれない、と美恵は思った。さっきの謝りは自分を嫌ってのことかと・・・・・。







「セックスって・・・・気持ちいい??ね・・・どんな感じ!?好きな人とそういうことするの、気持ちいいの?」





美恵はケチャップを吹き出すかと思った。危なかった。


遙は爛々と愛らしい瞳を輝かせながら、少し顔を赤らめている。



「え・・・・」

「私も最初は好きな人が良かったな~。・・・でも過ぎたことは仕方ないよね?過去にしがみつくほど、私、弱くないんだよ!!・・・なんて」



へへへ、と笑う遙を目を丸くして見た後、美恵も笑った。



強くなったんだね、遙。


「あ、それは置いといて、週末、買い物いかない?」

「美恵からなんて珍しいね・・・・いいよ、行こっ!!土曜に」




二人は笑う、無邪気に。
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