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親友が襲われまして・・・・
第8章 何色の日々
「あ、来たね」
「・・・・・」
そのあと、教室内でひそひそと噂話をされた美恵はまたさらに孤立した。
それは慣れたことだったが、体力はいつも以上に削ぎ落とされたのだ。
ある男子の会話で、『不良を生徒会長がレイプとかいうAVかよwwww』『弱味握られてんじゃねーのwwwww』『握ってんのは拓也のアソ………』と聞こえたので机を全力で叩いた。睨んで冷たい笑みを浮かべ、鼻で笑って自分の椅子に座った。またも教室は静かになった。睨まれた男子の一人はそのあと貧血か何かでぶっ倒れたが。
「ちょっとそこ横になって」
「嫌」
「怖がらなくていいよ?」
「おい、人が居る前で何してるんだ?」
ゴゴゴ………という効果音をつけたような般若の笑顔を向けたのは、豊。
そう、今この生徒会室では拓也、美恵、豊の三人がいる。
「何しに来たの?伊修院?」
「美恵の付き添いだが?」
二人の目の間で電撃がぶつかりあう。
「帰っていい?」
いつもの冷めた口調で美恵は言い、短い茶髪を揺らした。
「・・・・・」
そのあと、教室内でひそひそと噂話をされた美恵はまたさらに孤立した。
それは慣れたことだったが、体力はいつも以上に削ぎ落とされたのだ。
ある男子の会話で、『不良を生徒会長がレイプとかいうAVかよwwww』『弱味握られてんじゃねーのwwwww』『握ってんのは拓也のアソ………』と聞こえたので机を全力で叩いた。睨んで冷たい笑みを浮かべ、鼻で笑って自分の椅子に座った。またも教室は静かになった。睨まれた男子の一人はそのあと貧血か何かでぶっ倒れたが。
「ちょっとそこ横になって」
「嫌」
「怖がらなくていいよ?」
「おい、人が居る前で何してるんだ?」
ゴゴゴ………という効果音をつけたような般若の笑顔を向けたのは、豊。
そう、今この生徒会室では拓也、美恵、豊の三人がいる。
「何しに来たの?伊修院?」
「美恵の付き添いだが?」
二人の目の間で電撃がぶつかりあう。
「帰っていい?」
いつもの冷めた口調で美恵は言い、短い茶髪を揺らした。