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【SS企画】みんななかよし
第11章 【SS企画】朱羽と木島が、陽菜の前でディープキスをする
 

 Kijima side


 ドキドキドキ、ワクワクワク。

 課長の形いい唇が目の前に。


 なんっすかね、心のときめき。

 モン○ミンでお口くちゅくちゅして、舌ブラシで舌まで磨いて、この日までにリップとか潤い補充とかをしてきて、今日の俺の唇は見るからにぷっくりしっとりと弾力性がいいっす。

 これで課長を迎え入れられる準備はばっちり。

 憧れの年下課長と熱いキッスをして、俺もイケメン効果にあやかるっす!


 課長♡

 さあ俺と、メリクリの集大成を。


 待って待って、焦らされるように待たされたこの瞬間。


 忘れられない思い出にしましょう。


『カウントダウン10』


『9』


「いいっすね、課長。目を閉じて」

「木島くん、本気モード!?」

「ひ……」

『6』

『5』


「逃げないで下さい。大丈夫、俺に身を任せて」

「木島くんが、気持ちちょっとだけ、イケメンに見える!」

「ひ……」

『3』


『さあ黒子達、香月を取り押さえろ!!』


 どこからかわらわらと黒子衣装をつけた複数が湧いて出て、課長の身体を押さえつける。



『2』


 俺はすぼめた唇を課長に近づけた。


『1』


「ひ……」



 課長――。

 あなたがシークレットムーンに来て、皆が信頼しあうようになったっす。

 俺も頑張ろうと強く思ったっす。


 年下上司に、負けないために。


 鹿沼主任を頼むっす。

 仕事ばかりだったあのひとを、どうか。


 いつまでも仲間でいましょう。

 迷える俺達を、導いて欲しいっす。

 
 さあ、親愛なるキッスを!



 (人´◎`) Kijima
 


 



 
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