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【SS企画】みんななかよし
第7章 【SS企画】②結城とナツ各ヒロインへHなプレゼントを買う
よくわからない俺はナツの後を追いかけ、あるものが目にとまってナツの手を引いた。
「なあ、ナツ。これなんだろう? ハルさんの武器?」
目の前にあるのは、ハルさんが片手に持っていそうなトゲトゲがついた楕円形の形状のものが、金属棒に繋がったもの。
「『エレキテルフレキシブルワンド』!」
ナツが目を輝かせた。
「な、なんだそれ?」
「結城さん、これね、僕しーちゃんに使ってあげようと思ってたんだ。しーちゃんはきっと普通のだったら物足りなくなっちゃうと思ったから」
「つ、使う? これ、葉山にどう?」
「ん? このまま出し入れするだけではなく」
ナツはそれを手に取り、柄の先端にあるスイッチらしきものを、1回ぱちりと押すと、とげとげが小さく埋まったり突出したりしながら、楕円状のものがキュルキュルと機械音をたててと回り出した。
「!?!!???」
さらにナツはもう1回スイッチを押し込むと、さらにぎゅるぎゅると重く危険な音を出しながら、猛烈の勢いで突き出たままのとげとげが回る。
「ナツ、ハルさんの武器はハイテクなのか!?」
恐ろしくてナツから奪いとったそのスイッチを戻してみると、回転が止る。ほっとした俺だったが、鋭利なとげだと思ったものは、シリコンで出来ているのか、思ったより痛くはない。
「ハル兄は、こんな玩具使わず生の息子さんで勝負だよ。これを使うのは、繋げれない、僕とか……」
ナツがしくしくし始めるが、俺の注視は……。
「生の息子さん? 繋ぐ?」
「うん。結城さんは、鹿沼さんとしたことあるの? セックス」
邪気のない茶色いビー玉のような瞳が俺に向けられる。
「ハル兄みたいに、奥にかけるの?」
現役モデルという麗しい王子様のような顔を、こてんと横に傾げてナツは尋ねてくる。
俺は咳払いをした。
「あのなあ、ナツ。奥にかけることは、女性相手にしてはいけないぞ?」
ここはきちんと19歳に教えてやらないと。