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【SS企画】みんななかよし
第9章 【SS企画】③サクとイタ公がH話をする
 

「はいはい、治療ですから。ええ、治療ですとも!!」

 小僧はやさぐれ気味に答えた。

『治療ってやらしいお医者さんごっこみたい~。ハル兄みたいな?』

『シズ。俺様はごっこではなく、本格プレイだ。今度してやるからな。スカトロで新しい境地でも開拓するか』

『い、いりません、いりません!』

『じゃあ僕が、しーちゃんにぶっといお注射してあげるー!」

『いりません! ナツは"待て"!』

『僕、早く合宿から帰りたいのに、しくしく……』


 ずっ。


『次! サクくんは好きなひとを思って、自慰をしたことがありますか?』

「な、なんだよそれ!」

『シズちゃん。じいってなぁに?』

『ユウナちゃん、自慰っていうのはね……』

「姫様、聞かないでいいから、姫様!!」


 ずっ。


『な、サクそんなことしてるの!?』

「姫様、してません。だから……っ」

 ずっ。

 再度茶を啜ったとき、小僧が我に叫ぶ。

「イタ公、そんなに飲んでばっかりだと、また走って、といれにいく羽目になるぞ」

 ……八つ当たりだな。

「ふむ、自重するか。お前も飲むか?」

 我はほれほれと茶碗を小僧に向ける。

「いらねーよ! お前の武神将が困っているんだから、助けろよ!」

「なんと、何を困っているのだ?」

「それは……」

「自慰くらいいいではないか。我もよくする、オスの宿命だ」

「お前もするのか!? そのもふもふで!?」

「この姿でするわけなかろう。お前とは違うし、我は手が届かぬ」

 腹までしかいかない我の手。
 
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