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終わらない夢
第1章 曖昧な夢
「んっ、あぁ…っ。宏哉さん。私…っ。」

 花芯を左右に擦られ、身悶える。

 覆っている、宏哉にしがみつく。

「怖い。」

「…麻友子さん。もしかして、逝ったことがないのですか?」

 顔を覗き込まれる。

 小さく頷く。

「夫と初めてした時に、その時に貴史ができたんです。生まれてからは…その、じつはセックスレスで九年近く、まったくしてなかったんです。」

 一人でする事もなく、子育てに追い込まれていた。英輝も淡白だったのか、遠慮していたのか求めたりしてこなかった。

「麻友子さん。」

 髪を撫で、耳元で囁く。

「…僕が、気持ちよくさせてあげます。」

 また、花芯への愛撫がはじまる。

 下腹部の奥から、快感が溢れてくる。

 段々と、身体が熱くなり息が上がる。

「ふっ、んんっ…っ。あっ、あっ…い、いやぁ…。」

 激しく刺激され、耐えられないほどの快感の波が押し寄せてくる。

 卑猥に開いている赤い口は、蜜を滴らせはじめる。

 自分が自分でなくなってしまう。

 この、エクスタシーに狂ってしまう。

「はぁ…っん。あっ、あっあぁ…。も、もう…だ、ダメ…っ。」

 宏哉の身体に抱きつき、背中の指に力を入れる。快感が身体の奥から押し寄せ、絶頂を迎える。

 時々、蜜口がヒクつき止めどなく蜜を滴らせる。

「麻友子さん、逝ったんですね…。」

「…は、はい…。」

 息を荒げ、頬を蒸気させる。

「気持ちよかったですか?」

「はい。こんなに、気持ちよいものだったなんて知りませんでした…。」

 宏哉は私を優しく抱きしめる。

「…可愛いです。麻友子さん…。もう、僕もあなたが欲しい。」

 脚を押し広げられ、蜜を滴らせた卑猥な口に指を差し込む。

「…あぁ…っ。」

 すんなりと入り、指の腹で内側を掻き乱す。

「くっ…あっ、んんっ…。」

「旦那さんと、長い間レスだったらここも結構きついかもしれませんね。」

 入り口の柔らかくザラついたGスポットを刺激する。

「怖くないですか?」

 宏哉の目を見る。

 微笑まれ、頭を撫でられる。

「…大丈夫、です。宏哉さんが、いるから…。」

 身体をずらし、私の腰を抱える。

 宏哉の反り返る、先端に蜜を塗る。

 夫ではない、そのモノをはじめて見て受け入れる。

 怖い、と言うより早く一つになりたい。
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