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花籠屋敷
第7章 異説・石楠花の客取り
「なんや緊張してるんか?怖いか?」部屋の中震える石楠花の身体に触れれば徳山が笑う。石楠花は素直に首を縦に振る。

「なーに…女殴ったりせん…安心せぇや…」そう言いながら徳山の視線が石楠花の身体をつぶさに眺める。小さな背丈、お世辞にも大人の女とは言えぬ発達振りではあったが父の剣術の稽古で引き締まっていた…その身体の首元に徳山の手が伸びる。

「まず、慣れぇや…俺等はまず見て楽しむからのう…」徳山は石楠花の首に天井から伸びる首輪の鎖を巻き始める。石楠花は従順に首を後ろに反らす。革の匂い…軽い金属の擦れる音…首に巻かれた革が柔らかに首を締める…ぴったり密着した所で徳山の手が離れる。石楠花の首に赤い首輪が添えられた。

「ええなぁ…和憲。ええやろ」徳山は首輪を嵌めると、椅子を石楠花の前に置き座った。部屋の扉前で立ち続ける和憲に声をかける。
はい、という和憲の返事を聞くと、向き直り石楠花を眺める。

「じゃあ、お嬢ちゃん…そのまま脱いでくれや」石楠花が首輪を手で確かめていると徳山の命令…石楠花は躊躇する。首輪を片手で押さえながら男達を見つめる。

「いや、やっぱええわ嬢ちゃん。和憲!脱がしてみいやぁ」徳山は石楠花の動きのラグを見ればすぐに片手振り石楠花を制する。扉前で立っていた和憲を呼び顎でしゃくった。

「どうやっても良いで脱がせ。やってみろ」徳山がニヤリと笑う。和憲はそんな先輩の命令に緊張の面持ちで石楠花の前に立った。精悍な青年の表情は緊張で表情が固い

「しっ…失礼します…」一言告げると和憲は石楠花の袴の肩口を掴む。そのまま合わせた襟に両手を滑らせ、観音開きに紅桃の着物を開いた。少し黄色い滑らかな肌。小振りだがやや固めの肉を詰め込み張り上がった乳房が露わにされる。和憲が嚥下する音を聞く…緊張の中に情欲の混ざる視線…石楠花は恥ずかしくなる。

そのまま和憲が下の袴を脱がせにかかった…

「しっ、下は自分で脱がせて下さい!……」
袴の腰口を掴む和憲の手を咄嗟に掴んだ…驚き石楠花を見つめる和憲…うろたえた表情…沈黙…

徳山が笑う。

「和憲!がっつきすぎや!ガハハッ!良いで嬢ちゃん自分で脱げや」
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