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【SS】吼える月
第1章 【5000拍手記念】運命~サクの両親~
 

 だがひとついえることは、こんなこと……他の男には絶対許さないということだった。他の男は、いまだ蔑視の対象なのだ。


 ハンだけは特別だった。


 ハンの指が蜜壺をかき混ぜ始めた。整いすぎるその顔に男の艶を入り混ぜながら、その舌で秘粒をいやらしく舐める様を見て、その羞恥と興奮にサラの胎内がきゅっと収縮した。


「おっと、食いちぎるなよ?」


 どこか嬉しそうに指を深く抜き差ししながら、サラを追い詰めていく。


「あああああっ、駄目、駄目っ」


 腰ががくがくする。


「……いけよ、サラ」


 ハンの声が腰にきた。

 身震いした瞬間、サラが声をあげて身体を痙攣させた。


 ハンは笑って立ち上がると、荒い息をするサラの頭上に唇を落として、即座に己の屹立した肉棒を、果てたばかりの蜜壺に押し込んだ。



「だめ、ああああ、やああああ……」


 感度が上がっている最中に、予告なしに胎内にねじりこまれた肉棒は、熱く大きく滾り、ハンがサラの乱れる姿に興奮していたことを物語っていた。



「キツ……」


 そう言いながらもハンは微笑んで、サラの舌を絡め取ると、サラの膣壁を擦るように律動を大きくさせた。


 擦りあげる瞬間に、ふたりは同じ悩ましい声を出す。抜こうとするとサラの襞がざめくように絡みついて離さない。


「ああ……お前は俺のものだ」


 ハンを激しく奮い立たせるサラという女に、ハンは独占欲を強めながら、自分の形をサラに教え込む。


 潤ってざらざらとしたキツイ中を動くたびに、粘着質な音がする。


 サラが喘ぎ声を上げると、ハンも声を上げ、それに興奮してサラも声を上げる。


 まるで、獣の交わりのように。


 重い律動が繰り返される。

 ふたりは艶めき汗を流しながら、繋がったところから生じる快感に声を出した。結合部分は白くなった粘液にまみれ、地面に染みを作っていた。

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