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×アリエナイカノジョ×
第7章 トマドイの一コマ
 
「いやぁ…そんな事無いぜ? ふあぁ…」

 欠伸で説得力ゼロ。

「ちょっとぉ。少しは考えてくれたって良いじゃないっ」

「考えてるってぇのっ」

 唇を尖らせて頬を膨らませる結城さん。

 やっぱり見蕩れる。

「だったらもう少し、ちゃんとした意見をさぁ……」

 そして、絶対正行に惚れてるとしか思えない。

「だからぁ、考え………今日は縞パンか………」

「………っ!? 覗くなっ!」

「うげっ………」

 正行は敢えて気付いていない素振りを見せている気がする。

「あぁ…もっと…見えるぞ………」

「こっ…このぉっ!」

 顔を踏まれても動じないなんて、アイツはエムに目覚めたんじゃ無いだろか。

「うごぉっ!?」

 更に連続で踏まれても、呻きはするものの嫌がってる様子はなかった。

 友達を考えた方が良いのかもしれない。

「これでっ…少しは…懲りたっ?」

 何度も踏みつけてる結城さん。

 短いスカートがヒラヒラ捲れて、水色と白の縞パンが見えているのを気付いているんだろうか。

「…あ………」
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