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×アリエナイカノジョ×
第8章 ◆ Opening
美穂の気も知らずに、鼻歌混じりに歩き続ける紗英。
…相変わらずちびっこいのに…何で……
短いスカートが僅かに揺れるのに反して、胸はバインバインと弾む大きさ。
例に因って、背が小さいという事に反応した紗英の鋭い視線を感じながら美穂は視線を下に向ける。
開襟ブラウスの胸元はしっかりと盛り上がっていた。
…アタシだって…まだ成長期だから期待したって…
紗英のメロン級のIカップに対して、ふっくら盛り上がったFカップの胸。
いつも紗英の胸を妬んでいる美穂も、実の所は巨乳に分類される胸の持ち主だった。
『それ以上望むなんて贅沢よっ』
同じように登校中の周りに居た、なだらか級の胸の持ち主たち。
何故か不意に思った思考が同期したのだった。
朝から下ネタを振り撒く紗英と、出会ってから早々に胸を妬み始める美穂。
それでも賑やかに会話を続けながら歩き続けた。