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×アリエナイカノジョ×
第10章 ◆ Scene02
 
…でも…もしかしたら…コイツにだって…


「ね、ねぇ?」

「んあ?」

 ある思いが浮かび、視線を落とした儘で言葉を吐き出す。

「あ、あのさぁ。アンタって、き、気になる人…とか居るの?」

「影人?」

「そうじゃなくってっ」

 何の躊躇いも無く影人の名前を挙げた事に、思わず美穂の顔が上がった。

「あ、アンタ…。マジで男にしかきょ、興味ないわけ?」

「あ、あぁ。…そーゆーつもりも無いけどなぁ。
 クラスで周りの調子に合わせてたら、何かこのキャラを通すのも楽になっちゃってさぁ」

「じゃあ、女の娘とかに興味は?」

 正行の言葉に一筋の光明を見出したとばかりに畳み掛ける美穂。

「ほら、委員長とか隣のクラスの娘とか、アンタと同じ係の………」

 次から次へと正行に近い存在の女の娘を挙げる。

 しかし、正行の表情は苦笑を浮かべるだけだった。

 名前を挙げても表情を変えない事に、美穂は自分の名前を挙げずに居た。
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