この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
×アリエナイカノジョ×
第10章 ◆ Scene02
 
「アタシってば、またぁぁぁっ………」

 枕に顔を埋めながら、両脚をバタバタと動かして悶える美穂。

 正行と別れて帰宅してからと言うもの、恥ずかしさから手が出てしまった事に後悔し通しであった。

「ホントは…ホントは殴るつもりじゃなかったのにぃっ。何で手が………」

 暴力に訴えるつもりは無かったのに、無意識に伸びていた腕が恨めしい。

 何度も涙目になっていた正行の顔が思い浮かぶと、自責の念が強まっていく。

「はぁ…。こんなんじゃ…紗英の方が印象…良いよねぇ………」

 体を反転させ、左腕を目に宛がって呟く。


…暴力的な幼馴染みのアタシより…
…明るくって…ちびっこいくせにボンキュッボンの紗英の方が…良いに決まってるよねぇ………


 後悔が美穂に不安を抱かせる。

 紗英の印象を訊いたときの饒舌になった正行。

 自身の印象は不安の余りに訊けなかった美穂。

「…あんなのは…所詮…妄想でしか………」
/271ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ