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×アリエナイカノジョ×
第10章 ◆ Scene02
ふと左腕を退けて、机の上に有るパソコンを見詰める。
様々なデータが保存されている中、美穂が趣味で書いていた小説もあった。
所謂、十八禁と呼ばれる物に分類される内容。
その中には、紗英も出ていれば正行も登場していた。
そして、美穂の欲望を満たす限りの内容が、正行を相手に繰り広げられていたのだった。
軽く一声洩らして、ベッドから降りる。
「…アタシだって……そんなに負けてないつもりなんだけどなぁ」
机の脇に立て掛けてある姿見に自身の姿を写す。
小麦色の健康的な肌。
サラサラした肩まで伸ばしたストレートの明るい茶髪。
やや吊り目ながら、目尻のホクロが色気を思わせる。
「やっぱ…性格……よねぇ………」
制服のブラウスを抜き取り、短いスカートのホックを外してファスナーを下ろす。
ストンと足元でスカートが丸まれば、白い下着だけが残った。