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×アリエナイカノジョ×
第10章 ◆ Scene02
小麦色の肌に白が映える。
いつも隣に居る紗英の胸が際立つものの、美穂のそれは同年代からすれば充分に発育していた。
「アタシだって…GよりのFはあるのに………」
充分すぎる筈なのに、隣に居るIカップと比べられれば敵わない。
「………」
ウエストもキュッと括れ、白いショーツに包まれた尻も女性らしさを存分に発揮している。
「………性格…よね………」
紗英の大きい版が自身だと思えば、やはり暴力的な性格が悔やまれる。
自作の小説では、まさにおしとやかを象徴するかのような美穂は正行のするが儘に、従順に欲望の捌け口となっていた。
「…あっちじゃ…あんなんだけど…ムリ…よねぇ………はぁ………」
性格など一朝一夕で変えられる物では無い事に、美穂の口からは深い溜息が洩れるのであった。
「…でも……少しでも……変えていけばきっと………」
不安を振り払うようにブンブンと頭を振った美穂は、硬く手を握り締めたのだった。
「…何……してんの?」
「にぇぇぇぇっ!?」