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×アリエナイカノジョ×
第11章 ◆ Scene03
 
 ニカッと白い歯を覗かせながら二人に声を掛けたのは、やはり体操服姿の正行。

 その数歩程下がった場所には、黒縁メガネに坊ちゃん刈りの影人の姿。

「あ、ゴメンゴメン」

「ちょっと遅くなっちゃった」

 他の生徒達の姿も見える体育館。

 学校で一二を競う容姿の紗英と美穂に加え、好感度では常に上位の正行が揃えば、周りの注目を集めるのも致し方なかった。


…今回は影薄くて良かった…


 周りの注目になど堪えられそうに無かった影人は、更に存在感を無くそうと無駄に励むのだった。

 更には、依然として紗英のショーツを返していない後ろめたさもあってか、今まで以上にその存在感は薄れていた。

「あれ? 確か…薄井くんも…一緒の筈だよねぇ」

 近距離に居ながらも、影人の存在に紗英が気付かない程の効果。

 最早、イジメとも取れそうなものだが、正行以外は殆ど認識していないだけに、そうとも言い切れないのが実状だった。
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