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×アリエナイカノジョ×
第11章 ◆ Scene03
 
 僅かに痛む上体を起こして、改めて女子を見る。

 小麦色に焼けた肌に、バッチリメイクを施した顔。


…うわ…ケバい…


 制服から上級生だと瞬時に判断したものの、心中は正直な紗英。


…てか…何でこの人…制服着て………


 球技大会の練習をするには相応しくない服装。

 練習に励む体育館の中で、明らかに浮いた服装の上級生。

「………で…………だから」

「えっ!?」

 疑問を抱いた紗英だったが、耳元で囁かれた言葉で思考を中断させられた。

「………の所で……みたいよ?」

「ほ、ホントに…?」

 目を見開いて呟いた紗英に、上級生は薄い笑みを浮かべて頷いて見せた。

「ちょ、ちょっと、紗英大丈夫っ!?」

 慌てて階段を駆け下りて来た美穂の声が耳に届く。

「ゴメン、美穂ちゃんっ。紗英、ちょっと用事出来ちゃったっ」

 心配する美穂の言葉を耳に留める事も無く、立ち上がった紗英。

 傍に転がっていたピンポン球を拾うと、美穂に渡すわけでも無くその儘体育館を後にしたのだった。

「ちょ、ちょっと紗英っ!? って、アンタ………」
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