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第13章 ◆ Scene05

　
…うわぁ…ヤバいヤバいヤバい……
…紗英ってば何であんな事してんのぉっ…
…そりゃ、滅茶苦茶興奮しちゃって何も考えられなくなってたけどさぁ…
…だからって初対面の男【ﾋﾄ】とヤっちゃうとかぁぁぁ………
…ビッチじゃないって思ってたのは紗英だけぇ？………


　表面上は呆けている紗英。

　心中はあれからずっと大荒れだった。

「…物思いに耽る霧島さん…良いよなぁ………」

「何か…絵になるよな」

「一見したらビッチにしか見えねぇのに、それすら思わせないなんて流石だよな」

　毎度のようにヒソヒソと紗英を見て囁き合う男子の言葉に、ビクッと肩を跳ね上げる紗英。

　それでも表面上は呆けた儘。


…うわぁっ…学校でヤったなんてみんなに知られたらぁぁぁっ…
…真っ裸で肉体に精液浴びてたとかバレたら最悪なんだけどぉぉぉっ…


　しかし、心中は更に大荒れ模様になっていた。


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